RED WING
2017年 09月 05日
こんにちは。
今日から三日間ほど天気が崩れてしまいますね。
久し振りの雨だと思うのでたまには良いのかと。
本日はREDWINGのご紹介です。
ご存知の方が多いと思いますが、REDWINGの全型を取り扱える店舗は一都市一店舗のみの正規代理店だけです。
mamboはその正規代理店なので、中々見かけない型や定番型まで取り扱っております。
今回は店頭に置いてある型をご紹介したいと思います。
では早速コチラです。
(左)9871 6inch CLASSIC ROUND TOE ブーツ ゴールドラセットセコイア
(右)98706inch CLASSIC ROUND TOE ブラック・クローンダイク
(左)9875 6inch CLASSIC MOC TOE ブーツ ゴールドラセットセコイア
(右)9874 6inch CLASSIC MOC TOE ブラック・クローンダイク
アイリッシュセッターです。1950年代のディテールをできるかぎり再現する事が2011年に決められました。
商品化には思いのほか時間がかかり、当時とは比べられない位厳しい現代の環境保護基準に適応した革なめし方法で、当時のレザーを再現するため、タンナーでは多くのサンプルなめしが繰り返されました。
また、当時のディテールを施すため、現在は使われなくなった当時の機械をメンテナンスするため、すでに退職した職人を呼び寄せました。こうして、ゴールド・ラセット・"セコイア"という名のレザーで、6インチ・モック・トゥー、6インチ・ラウンド・トゥー、9インチ・ペコスの三つの型が作られました。
「アイリッシュセッター」が誕生して間もない、1950年代。その時代のたたずましを色濃く残して、当時と同じアメリカの工場で、当時と同じ製法で作られております。
ブラック『クローム』は革の芯まで黒色に染まった芯通し革ではなく、芯の色が茶色い頃がありました。これは茶色い革と黒い革を作るのに同じ茶色いクラストを使用することで、生産効率を高め、在庫リスクを抑えるためのものでした。この芯が茶色い革は、表面の黒いと塗膜が剥がれると茶色い下地が出てくるため、ブーツを長年履きこむこと、黒かったブーツが徐々に茶色みを帯びてくる性質をもっていました。
今回、新たに開発されたブラック『クローンダイク』は、上記の茶色いクラストを使用していた頃の革を再現したものです。
しかし、環境保護基準の改訂により当時の革をそのまま再現することは非常に困難なものでした。度重なるサンプルを経て、水性塗料でも強力な塗膜を作れるよう、オイルの含有量を極力減らす事で、ようやく当時の雰囲気を再現することに成功しました。オイルの含有量が少ないため、履き始めの頃は硬く感じますが履き込んでいくことで徐々に柔らかくなります。そして表面が擦れて色落ちし、下地の茶色い革がうっすらと見えてきます。これがいいアジとなり、新品の状態よりブーツをさらに魅力的なものにしていきます。
茶芯のレザーはこんな風に変化していきます。
黒と茶色のコントラストが堪らないですね。
もっとケアすれば艶が増し、下地の茶色がもう少し濃い色になります。
因みに今年の夏、このブーツで砂浜を歩いているので普通より汚いです(笑)
続いてはコチラです。
レッドウィング社創業110周年記念モデル 完全限定生産 REDWING(レッドウィング) 2015 HUNTSMAN(ハンツマン) レースアップブーツ ブラック・クロンダイク
レッド・ウィング社創業110周年記念モデルとして、#877の前身となった1930年代のハンティングブーツ(特にレッド・ウィング社で初めてハンティングに特化して開発されたモデル#668-1939年発売)にインスピレーションを受けて開発されたモデルです。
ブラック「クロンダイク」レザー
茶色いクラスト(二次なめし後の仕上げ工程前の革)を使用していた頃(1980年代~2000年頃)のブラッククロームを再現したレザーです。履くにつれ、次第にレザーの塗膜が色落ちし、下地が見えてくる経年変化は、かつてのブラッククロームと同様です。
グロコードソール
グロコードソールはオハイオ州のリマ・コード・ソール&ヒール社が1920年代にレッド・ウィング社のために開発したラバー製のソールです。コード(紐)の切れ端をラバーに混ぜて成型しすべりを防いだ事で、ワークの現場やハンティングのフィールドでの靴の性能を大きく高めました。
1920年代後半には、いくつかのトレッドパターンのものが開発され、その機能の幅を広げ、様々なモデルに採用されたソールです。
ガセット・タン
ベロの脇から砂利や砂や水が靴中に入り込むのを防ぐための仕様です。甲革のブラック・クロンダイク・レザーはオイル分が少なめの硬いレザーであり、ベロに使用するのは適していないため、ラスラーレザーというベロ専用に鞣されたソフトなレザーを使用しています。このレザーは芯まで黒く染められており、内側の色がブラック・クロンダイクと違ってきます。
続いてはコチラ。
(左) 2996 Lineman Boot(ラインマンブーツ) シガーリタン
(右) 2995 Lineman Boot(ラインマンブーツ) ブラックリタン
電柱や鉄塔に登り、高所で高圧電流の流れる電線を取り扱うラインマン、すなわち電線工は今でも大きな危険を伴う仕事です。アメリカで電力が一般家庭にまで広く普及した1940~50年代当時は作業時の安全への意識も低く、多くのラインマンが作業中の事故で命を落としました。そうした危険が伴うからこそ、彼らはしっかりと足にフィットする靴を求め、「レーストゥートゥ」と呼ばれる、つま先まで靴紐が通る靴を好みました。
レッド・ウィング社でもラインマン達の需要に応えるために「レーストゥートゥ」タイプのワークブーツを開発しましたが、そのデザインは大きく分けて内羽根タイプと外羽根タイプのふたつがあります。
後者は羽根から腰革を1枚の革で作ってあるのが普通で、この革パーツが大きくなることから製造現場では「ワイドパネル」と呼んでいました。この度の新たなラインマンブーツは、この、ワイドパネル・レーストゥートゥ・タイプのものです。
リタン・レザー
レッド・ウィング社は、創業期より2000年ごろまで「リタン」と名づけたレザーを様々な商品に使用してきました。その長い歴史の中で、レザーのなめし方や性質が変わりましたが、その名称は90年近く使われてきました。
今日のリタン・レザーは50~70年代のものが持っていた雰囲気に近づけるため、フルグレインのオイルドレザーに薄い塗膜を施した後、レジン系のトップコートで仕上げ強めのツヤを持たせています。
ブラウンの経年変化の例としてコチラです。
先程のエンジニアブーツで述べましたが、もっと手入れすれば色は濃く、艶が増します。
お察しの通り性格上,滅多に手入れをしません...
ですが、しなければしないで特有の経年変化をたのしめます。
最後はコチラ。
BECKMAN ROUND BOOTS(ベックマンラウンドブーツ)
RedWingレッドウィング社の創始者チャールズベックマン。19世紀後半、彼が17歳のとき、ドイツからアメリカへ移民してきました。
ミネソタ州のレッドウィングシティーに降り立ち、その地の革工場で職を見つけました。彼は革工場で働きながら、ベックマンは自分の靴屋をやりたいという夢を抱き、1883年、ついに靴屋を始めるに至る。「本当に良い靴を売りたい」という彼の真摯な気持ちは、町の人々に評判となった。
その真摯さは、来店した客の足に合う靴が無いときは、頑なに販売を拒むほどであった。
靴店は成功したにもかかわらず、ベックマンの不満は高まっていた。それは本当に良い靴が少ない、という不満であった。彼は次第に、店にあるどこの靴よりも良い靴を自分で作るしかないと考えるようになり、1905年、RedWingレッドウィングシューカンパニーを創業することに至った。
このチャールズベックマンがRedWingレッドウィング社で活躍していた1910年代を彷彿させる、優雅でクラシックなスタイルをイメージして開発された商品がベックマンブーツです。
コチラに使用されているフェザーストーンレザー(Featherstone Leather)は、レッド・ウィング社の自社タンナーにて鞣された(なめされた)、特別なレザーです。
まず、ハイドを1枚ずつ丹念に手作業で検査し、最高の品質を持つしなやかなものだけを選り分けます。
抜群の耐久性と美しさを兼ね備えたレザーに仕上がる、高い品質のハイドだけを使うためです。
ここで全体の5%にしか相当しない最上の素材が選ばれます。
さらに独特の風合いの深みのある革にするため、マスター・タンナーがオイル、ワックス、染料を調合し、松の木でつくられた古いミル(ドラム)にてじっくりと時間をかけて鞣されます。
こうして作られた「フェザーストーン」レザーはレッドウィング・クラシックドレス・コレクション(ベックマンブーツ)のみに使われています。
皆様、秋の準備は始められていますでしょうか。
ブーツケア用品も揃えておりますので、ブーツをお持ちの方は今から使用頻度が多くなると思いますのでお手入れしましょう。
本日は以上です。
垣村
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